TWO RABBITS について
社名の由来
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
社名の「二兎醸造」は誰もが知る有名な諺に由来します。本来の意味を逆説的にとり、一つのことに集中し精進していく、という意味を込めました。
ビールについて
私たちのビール醸造はヨーロッパの伝統と、オーストラリア、ニュージーランド、米国のニューワールド醸造家たちのパイオニア精神の両方に影響を受けています。 多様性は人生のスパイスである!と信じており、醸造チームにとって挑戦的なビールを作るだけでなく、様々なスタイルやフレーバーのビールをお客様に提供できるよう、バラエティ豊かなラインナップを心がけています。クラフトビールの美味しさや面白さを発信することでファン層をもっと広げたいと思っており、私たちのビールを通して誰もが「自分の好きなスタイル」のビールを見つけられるよう願っています。 これが当社のモットーのひとつ、「Beer for everyone 」です。
創業者であり醸造責任者のショーンはオーストラリア出身で、オーストラリアとニュージーランド両国にルーツを持ちます。 そのためTwo Rabbitsのビールに使用する多くのホップはこの2か国からのものです。 また麦芽は彼の出身地南オーストラリア州を拠点とするクーパーズ社のベースモルトをメインとして使っています。その外にも、近江八幡産の小麦や地元コーヒーショップで焙煎したコーヒー、国産の山椒、柚子、金柑など、様々な材料をビール作りに取り入れています。
オーストラリアスタイルとニュージーランドスタイルのビールは、その気候と栽培されるホップから、「飲みやすさ」と「風味」が大きな特徴です。 Two Rabbitsのビールもスタイルやアルコール度数に関係なく、飲みやすく、風味が際立っているビールづくりを目指しています。 私たちのクラフトビールが皆様に笑顔をもたらし、家族やお友達との楽しい時間のエッセンスとなることを心から願っています。
価値観
私たちのコアバリューの1つは、「地球規模で考え、地域レベルで行動する」です。 人類は地球規模で様々な課題に直面していますが、それをらを解決する初めの一歩として、地域レベルでの活動と協力が大切だと考えます。 私たちにとって一番身近な問題の1つは、水源である琵琶湖の環境保全です。美しい琵琶湖ですが、場所によっては散乱したゴミでガッカリすることもよくあります。 色々な場所で捨てられたゴミが風で運ばれ、水路に入り、やがて琵琶湖に流れ着きます。その大量のゴミは動植物に影響を与え、やがて私たち自身に跳ね返ってきます。私たちは会社全体の取り組みとして、定期的に琵琶湖畔でゴミ拾いを行い、また地元他企業の参加を促すことで環境保全の意識を高めるよう努めています。 ラビットハッチのメニューでも季節の湖魚を提供し、琵琶湖での持続可能な漁業をサポートしています。
私たちは日本で最初に「モベンバー運動」に参加した醸造所です。 モベンバー運動とは、男性の精神の健康と自殺予防、前立腺癌と精巣癌の啓発に焦点を当てた、世界的に知られたチャリティ活動です。毎年11月、いつもより男性らしさを意識したビール(スモークポーター)を販売し、この売上げの一部を前立腺がん患者と家族の相互支援グループに寄付しています。このチャリティは11月中男性が口ひげを生やして啓発活動を行うため、「November」と「Mo(口ひげ)」を合わせて「Movember」という名前が付けられています。健康意識を高め、寄付を募る真面目なチャリティ活動と、ちょっとおちゃめな「ヒゲ」の組み合わせ。チャリティ活動は楽しくできる!ということも併せて宣伝しながら、これからも継続していきたいと思います。
近江八幡
社名の由来の質問と同じくらいよく聞かれるのが「なぜ近江八幡?」です。数年前、開業場所を探しているときにこの歴史ある町に出会いました。それ以来私たちはこの場所に恋をし、そこからTwo Rabbitsの歴史が始まりました。醸造所は近江八幡の主要観光地である八幡堀から目と鼻の先にあり、琵琶湖からも車で10分です。訪れる人には是非一度は来ていただきたい場所であり、また私たちにとってはビールを作って暮らすのにも最適な場所です!